
イラク戦争懸念で一時148円まで円安に振れていたドル円だが、急に円高になりだした。それは、停戦合意だけが
要因じゃなさそうだ。どうやら、日銀の委員の発言やFRBの発言がタカ派だったことも要因のようだ。
日銀の委員が講演で、物価安定目標の実現の確度が高まるか、物価上昇リスクが高まるときは、不確実性が高い状況
でも利上げする局面があるかもしれないと発言した。なかなか攻めた発言だ。
そして、FRBのパウエルも公聴会で利下げの可能性について問われたときに、インフレ圧力が本当に抑制されたまま
であれば、早めに利下げに踏み切ることになるだろうと発言している。この前、副議長も似たようなことを言ってた
から、これは信ぴょう性が高い。そして、パウエルが発言を軟化させるのは珍しいことだ。
これらの複合的な要因で一気に144円台まで円高になったのだろうな。そして、ビットコインやアメリカ株の上昇の
要因になったものだろう。諦めかけていた7月利下げもあり得るのかもしれないな。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-25/SYE5M9DWRGG000?srnd=cojp-v2-domestic