アメリカ PCEデフレーター 2025年3月

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アメリカ3月のPCEデフレーターが先ほど発表された。それよりも前にGDPの速報値が発表され、こちらの数字は
非常に弱いものとなった。GDPがなんとマイナス成長。予想もマイナスではあったんだが、それを上回るマイナス
であった。アメリカ経済が構造的に弱ってきているのかもしれないな。問題は成長が鈍化したってことだけでは
なく、物価指標も同時に急騰しており、スタグフレーションの兆候なのかしれない。
10年債金利も10ベースポイント上昇して、これはマーケットはスタグフレーションを織り込み始めているのかも。
そして、原油は60ドル割れ。原油もこの構造的な需要減退を反映してきているのかもしれない。
そうなれば、いよいよFRBは決断を迫られるだろうな。金利を据え置く、もしくは利下げということだ。
もし、金利を据え置けばGDPはさらに悪化し、失業が増えるワケだし、利下げすればインフレが再燃する可能性が
高くなるワケだ。どちらを選んでも代償が大きいわな。どないするんだろな。
ちょっとこれは、あめりかが景気後退に入るっていう見方をもしていかんとならんだろうな。もちろん、トランプが
関税やっぱヤメたって言えば、急反転するんだろうけどな。まあないだろうけど。

デフレーターの数値は以下の通り。
アメリカ1-3月期実質GDP(速報) 前期比年率-0.3% 予想は前期比年率-0.2%
アメリカ3月PCEデフレーター 前年比+2.3% 予想は前年比+2.2%
アメリカ3月PCEコアデフレーター 前月比±0.0%、前年比+2.6% 予想は前月比+0.1%、前年比+2.6%

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