
日曜だし、いつもと違う視点でマーケットを見てみた。
今、社債マーケットで変化がある。企業の信用力が低下しているというものだ。JPモルガンの社債格下げ件数が
格上げ件数を上待っているわけで、この逆転現象は4年ぶりだそうだ。株式マーケットは上昇しているが、この
信用環境は変化していると言えるだろう。金額ベースでは160憶ドルのマイナスクレジットだそうだ。
で、これでどうなるのかを考えていきたい。株式が上昇しているということで、マーケットはあまり気にしていない
ように思えるが、確実に景気の循環を阻むものになる。まず、社債利回りが上昇するので、借り換えコストが増える
ワケで、そうなると設備などの投資が減少するか遅れるワケだよな。そうなれば、雇用や賃金に対して下押し圧力が
かかるって構図になると思われるよな。当然これは株価に下落圧力となるワケで、リスク資産全体もリスクオフに
なるのかもしれない。その場合、ビットコインだってタダでは済まないだろうな。
ただ、ドルの信用力がこのマイナスより下げるのであれば、相対的に株価は上がるが、それもまたちょっと違う。
ひたすら物価上昇があるってことで、一般の人たちはさらに苦しくなるってことだからな。なので、今のところは、
あまり過度の期待は禁物ってことなのかな。信用の冬となるのか、乗り越えられるのかワカランのだが、注目はして
おかなければいけない環境ではありそうだな。