
先ほど、FOMC政策金利が発表された。結果は予想通りで0.25%の利下げで、今年初の利下げとなった。
しかし、これはすでに織り込まれていたようで、初動として、株はやや下げ、ドル円は円高方向に動いた。仮想通貨
は上昇したが、結果としては上下に乱高下して、現在は行って来いで大きな動きはなかった。ただ、2026年末の予測
は3.4%とちょっと弱い感じだった。それでも、下げなかったのは、やっぱ今は買いたいヤツが多いんだろうな。
そのあと、パウエルが発言をしたが、特に目立った発言はなかったな。インフレを警戒しているようだが、いつもの
様子だった。今のところは、トレンド転換は見られないし、FOMCを無事乗り越えた感じだから、これで底を固めて
リスクオンになりそうだな。とりあえずは一安心ってところかな。
パウエル発言は以下の通り。
「失業率は低水準を維持しているが、わずかに上昇」「雇用増加は鈍化し、雇用の下振れリスクは高まっている」
「インフレ率は最近上昇し、やや高い水準で推移している」「成長の鈍化は主に消費の減速を反映している」
「住宅部門の活動は依然として弱い」「失業率は過去1年間でほとんど変化なし」
「雇用の減速の大部分は労働力の減少を反映している」「労働需要は弱まっている」
「雇用の伸びは損益分岐点を下回っているようだ」「雇用成長の鈍化は移民の減少を反映」
「労働市場は活況を失い、やや軟調」「長期的なインフレ期待は依然として安定」
「関税のインフレへの影響は短期的というのが基本シナリオ」「サービス業ではデフレ傾向が継続しているようだ」
「長期的なインフレ期待2%近辺」「持続的なインフレのリスクを管理する必要がある」
「リスクのバランスは雇用に下方リスクがシフト」「リスクの変化により水曜日の利下げは妥当」
「政策はあらかじめ決められたコース上にあるわけではない」「本日の50bpの利下げは広く支持されなかった」
「FOMCは二重の使命の目標の追求において団結を維持」「FEDは独立性を維持することに強くコミット」
「関税インフレの影響は今後も拡大すると予想」「物価上昇の大部分は商品価格の上昇によるもの」
「雇用動向は移民の変化に大きく関係している」「修正された雇用統計は労働市場がもはや堅調ではないことを意味」
「労働リスクは中立に向かうべきことを示唆」「経済の推移を待つ判断は正しかった」
「今日の動きはリスク管理のための利下げと考えてよいだろう」「労働市場のリスクは7月とはまったく異なる状況」
「関税インフレが続く根拠は薄弱」「雇用市場の限界にいる人々は仕事を見つけるのに苦労」
「採用も解雇も少ない環境」「2026年に利下げが1回のみと予測、予想より保守的な見通し」
「ここ数ヶ月、雇用の低迷が懸念材料」「FEDは会合ごとに状況が変わる」「会議ごとに状況を見極める姿勢」
「FEDは予測について議論したり合意しようとしたりしない」「金融市場に将来の金融緩和期待が顕在化」
「市場は単一の行動ではなく金利の推移を織り込んでいる」「政策決定では指標や経済見通しなどを踏まえる」
「AI構築により経済活動が異例の拡大」「AIが雇用減速環境の一部であることはあり得る」
「AIは雇用市場の厳しさの主な要因ではない可能性」「財務長官の発言については一切コメントしない」
「FEDはバックミラーではなくフロントガラスを見るべき」「クック事件についてコメントするのは不適切だろう」
「FEDは常に改善に努める用意がある」「人員削減を発表した後、10年間は人員は横ばいで推移する見通し」
「あらゆる批判や改革の要求などにはオープン」「関税はPCEコア指数に0.3-0.4ポイント寄与している」
「FRB議長任期満了後の進退、新たに話すことはない」「労働市場下支えのため、政策措置使うのは重要」
「金利の道筋すべてを考慮する必要ある」「雇用市場指標は大幅な下振れリスクを示唆」
「FOMCは労働市場のリスクに関する見解を大きく転換」「景気が悪いとかそういうことではない」
「FEDが今何をすべきかは、それほど明白ではない」「複雑な政策背景を踏まえ、当局者の見解が分かれるのは当然」