今起きていることを自分なりに深く考えてみた。結果として、為替相場の急変が急落の引き金だったと思える。
まず今回の急落については、当然アメリカ雇用統計による経済の失速と日銀の利上げであることは間違いない。
株が売られたから急落したのではなく、円高になったから株が売られたということ。その理由はアメリカ株が
売られたとしても為替相場には影響しにくいが、為替相場が動くとアメリカ株は売られるためと考えられる。
流れとしてはこんな感じか。
・投資家は金利が安い円でキャリートレードし資金を調達。ドルに転換する→円安になる
・雇用統計と日銀の利上げでドル円が下落する
・投資家は、1ドル150~160円で円を借りていたのが、1ドル140円とかで 返済しなきゃならんくなる。
しかも利上げの利息つきで。→自己資金のドルを追加しなきゃならない状況
・投資家は株を売却しなきゃならなくなる→株は下落する
・投資家はレバレッジをかけて円を借りているので、株の下落に耐えられなくなる
・投資家はさらに株を投げ売りして、借りた円+負け分のドルを追加して返済する
・株は大暴落する。当然ドル円も大暴落する→恐怖が市場を支配し、コインや他のアセットも暴落する
で、これが正しいならば、あとはどれくらいキャリートレードが残っているかであろう。この記事によると、
まだ半分くらいってところで、すべてのキャリートレードが解消されるわけではなかったとしても、まだ下落の
余地はあるってことか。今はいったん反発しているから、ここからさらに大暴落ってよりも、二番底をつける
可能性のほうが高そうだ。そうなれば次の下落で昨日の終値あたりまで行けば、よい買い場になるのかもしれない。
ただし、9月のアメリカ利下げが0.5%とか、9月を待たずに緊急利下げとかであれば、もう一段下があるかもしらん。
リスク取りに行く場合はその辺を注意しながらになるのかな。逆イールド解消の件もあるし。
とはいえ、今回の下落がキャリートレードによるレバレッジであるのであれば、健全ではなかったマーケットが
正常になっただけで、今までが過度な動きであり、それによるパニックであったと考えるのが自然だ。
要はハイレバスケベが焼かれて、キャリートレード解消による暴落だったってことで、経済のせいではない。
少なくても、ビットコインのクジラの保有量は増えており、ビットコインの保有量が減少しているのは1BTC以下の
エビ連中ばかりだし。まあ、オレのレバレッジ口座にあった30SOLと0.6ETHもロスカットで焼かれたワケなんだが。
アメリカ経済や雇用は前回の雇用統計では減速はしているが、そこまで悪いものではなく、軟化しているって
くらいであったわけだから、完全なリセッションではなく、ソフトランディングできるんじゃないかなと思える。
それならば、結論は二番底で買いってことになるな。少なくても、現物であれば手放すタイミングではないかな。
キャリートレード巻き戻しはまだ半ば、せいぜい60%-JPモルガン – Bloomberg
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