急上昇しているビットコインであるが、クリスマスに流動性が減ると噂されている。要は大きな調整もしくは大きな
ボラティリティが警戒されているようだ。理由は機関投資家のクリスマスによる休暇やポジション整理だ。
それを裏付ける証拠として、コインベースプレミアムの動きだ。各取引所ごとで、ビットコインの価格は微妙に
異なる。コインベースは主に機関投資家が利用している取引所。つまり、一般の取引所とのビットコインの価格差
が開いた場合、機関投資家からの買いが多いのか、一般の買いが多いのかがわかる。コインベースプレミアムは
バイナンスとコインベースの価格差であり、コインベースのビットコインのほうが高くなれば、機関投資家が
多く買っているということだ。
そうして、機関投資家がいなくなるクリスマス休暇。機関投資家はその前にポジション調整をする可能性がある。
もしポジション調整がなくても、機関投資家の休暇によって、ビットコインの価格を引っ張っていた人たちが休みに
なる。つまり、ビットコインが上昇しにくくなる。それは、短期勢の利確を促すワケで、やはり下落につながる。
アルトコインについても同様に、上昇が止まったように見えたら、いったん利確するだろう。
それはオプションのボラティリティを見てもわかる。オプションのリスクを見ると、そのカーブはグニャグニャして
いる。これは将来のボラティリティの大きさを示している。ただ、マーケットは10万ドルを見ているのも事実。
じゃあ、どうするのか。今んとこ考えられるリスク回避は3つ。
・取引所ボーナスを利用してビットコインや対象アルトコインをショートしてヘッジする。
ボーナスなので、リスクを限定したリスク回避ができる。上昇して切られても、上昇分でカバーできる。
・素直に信用取引のロングを決済、利確をしておく。
上昇した分は取り損なうが、もしファンディングレートがその時高ければ、利息分は損しないことになる。
もちろん下落した時は、改めてエントリーすることで、下の価格で買いなおせる。
・デュアル資産投資を活用して、戻り売り戦略を利用して下の価格帯でビットコインを買うようにする。
そこに刺さらなければ、USDTの高い利率を得られるし、買うことができた場合も下の価格になるので、
リスクを限定した買い増しができる。
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