市場の考え方が変わったのか

先日、12月分の雇用統計を通過した。結果としては、非常に強い数字が出てきた。
で、各マーケットはどう動いたかをおさらいしてみた。株式マーケットは下落、債権金利は上昇、利下げ予測は
後退した。しかし、仮想通貨全体は上昇したという不思議なことが起きていた。

では、なぜこのような動きになったのかを考える必要がある。
まず、仮想通貨の置かれている状況として、まだまだボラティリティの高いアセットクラスであることは否めない。
つまり、マーケットの環境がいい時に資金が流れやすいということだ。ようは、アメリカの景気が堅調である限り、
資金は株式マーケットに比べて仮想通貨マーケットに流れてくるということなんじゃないかな。
そして、市場の関心についても考えてみる。今の仮想通貨マーケットの参加者は利下げよりも、トランプの動き
に関心が移っているのではないか。もちろん利下げはプラス要因ではあるが、トランプが今後仮想通貨に対する
規制をポジティブに作ってくることの方がフォーカスされているのではないだろうか。

まとめると、アメリカ経済が強く、かつ、インフレが収まっていき、トランプがいい法案を出してくるということが、仮想通貨にとっては一番いいシナリオということになり、株式マーケットとはフォーカスするところが変わって
きたということなんではないかな。

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