
日曜だし、この土日はあまり相場は動いていないし、特に大きなニュースもないから、金曜に発表された日銀による
保有ETF売却について、ちょっと深く自分なりに考えてみたい。
日銀は年3300億円ずつ100年かけて保有しているETFの売却を発表した。これにより、日本の株式相場は結構な下落
に見舞われた。この金額では、ほとんどマーケットには影響はないのに大げさだなと思っていたが、どうもこの考え
は違うようだ。どちらかというと、この売却金額よりも、今後日銀による買いがないことを懸念しているようだ。
日銀のRTF買付は長期間の金融緩和であったが、それをヤメということだな。
じゃあ、今後はどうなるのか。今の日経平均株価は絶好調ではあるが、この支えを失ったらトレンド転換もあるの
かもしらんよな。そして、国債利回りも急上昇しているワケで、これもマーケット心理には影響するだろうしな。
さらに、政府の予算も出てきて、過去最高となってはいるが、その分増税もしなきゃならんワケで、それも問題と
なるだろうな。個人的には財政改革も必要だろうとは思うんだが。
じゃあ、下落するのかというと、実際には物価も上昇し続けているワケで、これはモノである株価を押し上げる要因
でもあるワケで簡単には下落するとも思えない。結局、どうなるのかはわからないんだよな。
結論として、物価が上昇する分株価は買い支えられ、今回のETF売却の話が忘れられるころには上昇するということ
なのかな。ただ、それは企業価値が上がるというよりも、日本円の価値がさらに下がるということで、それで自分が
勝ったとしても数字上の勝ちなだけであって、自身の資産価値という意味では上がったというワケではないよな。
レバレッジをかけていれば別なのかもしれないが、金利が上昇するということは、ファンディングレートも上昇して
いるはずで、それを上回る利益を出さなければ同じことだ。じゃあ、海外に目を向ければいいのかというと、それも
違うよな。債務問題は日本だけじゃなく、アメリカでも同じだし、物価上昇も世界的なことだよな。この物価上昇は
コロナの時から、少し遅れてきたものの、その時にこうなることは運命づけされていたことなんだよな。無駄に金を
ばら撒いていたんだから。じゃあ、次に起きることは、おそらく法定通貨全体の下落だろうと考えられる。つまり、
現金至上主義ならぬ、モノ至上主義になるんだろう。それは、GOLDであり、株式や不動産であり、仮想通貨である
んだろうな。もちろん、食料とか水とかでもいいけど。とにかく、現金は腐らないモノに変えておくってことだな。
今は、腐らない企業を探すか、腐らないコインを探して買うのがいいのかな。これは、株やPJを見る目を養わなきゃ
ならんな。その辺は不動産も同じか。だから、GOLDが一番単純で人気があるのかな。