
昨日、仮想通貨が大暴落した。ビットコインは102000ドルまで暴落、アルトコインはもっとひどく、一時99%の暴落
をしたものもあった。そして、取引所もダウンしたり、取引や送金ができなくなったところもあったようだ。また、
急落すぎて、同一通貨であっても取引所ごとの価格差が相当あったり、先物と現物の価格差が大きくなったりして、
まさに大混乱だった。これは数年に一度の暴落だと言えるだろう。
アメリカ株式も3%以上の下落をしていたようだが、この要因はアメリカの中国に対してのトランプ関税だ。その
書簡を送ったのは株式市場が終わったあとだったため、そのリスク回避が年中無休の仮想通貨市場で起こったという
ことだろう。最高値を更新し続けていたマーケットが、年末に向けて売り場を探していたということもあるのかも
しれない。そうでなければ、追加関税発表に慣れていたマーケットがこれほど過剰反応するはずがないからな。
で、重要なのは、今後どうなるのかだと思うので、自分なりに考えてみた。まずは清算ヒートマップをみたら、まあ
見事にスカスカだ。これは、どちらに動くのかわからない状況で、乱高下する可能性が高い。当然、ビットコインが
12万ドルに戻す可能性もあるが、その逆もあり得るということだ。とにかく、今はチャート分析がまったく効かない
状況だろうな。特にアルトコインはリスクが高い状況と言える。で、この上昇トレンドが終わるのかということも
考えなければならない。しかし、今のところはまだ分からないというのが結論だと思う。この関税戦争がいつも通り
延期とか関税率が下がるならば、元に戻るだろうけどな。ただ、今回そこはわからないから、それまでは警戒が続く
だろう。関税戦争が長引くなら、株もコインもリスク資産は当面リスクオフになり、長期の下落局面になるだろう。
今、仮想通貨を保有し続けるならば、WEB3の未来に賭ける以外の理由はないということだ。今後、間違いなく発展
するならば、関税云々に関係なく実需によって価格は支えられるだろう。ただその場合、実需ってことだから、弱小
アルトコインは厳しい状況にはなる。需要がないものは淘汰されることになる。まあ、アルトコインのNo.1である
イーサリアムは大丈夫だとは思うが、それ以外はどうだろうか。もし、長期の下落局面ならば、その間に新しい技術
をもったチェーンができるワケで、古い技術のものは歴史がないと淘汰されると思う。
