アメリカ政府機関閉鎖危機

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いつものアレなんだが、今年もアメリカの政府機関の予算がつかなくて閉鎖の危機らしい。毎年やってるんだけど、
今回はPolymarketとかでは、閉鎖確率78%だそうだ。なんでも、議会はねじれていないのに、民主党議員の賛成が
8人分必要だそうだ。過去には土壇場で妥結はあったものの、今回はどうなることやら。あと1日だ。
今回の対立は医療政策だ。民主党の要求はオバマケアの延長ってことで、トランプは譲歩しないだろうってのが、
大半の読みだ。まあ、トランプが一番イヤなことだけに、この予想の確率は納得だな。
で、合意に至らなかった場合、どうなるかってとこだけど、連邦職員90万人が明日から休みになるワケだ。試算では
閉鎖が一週間続くと四半期成長率が0.1%マイナスになるらしい。そして、閉鎖が10月18日の基準週まで続くならば、
休業中の職員は失業と分類されるらしい。要は失業率が爆上げするってことだな。何よりも、金曜日には雇用統計が
控えている。これも当然発表できないことになるし、そのほかの指標も政府機関が閉鎖されていれば発表延期となる
ってことだ。そうなると、投資家は数字ナシで取引しなきゃならんワケで、不確実性が高まるってことになるよな。
まあ、これが即リスクオフになるってワケじゃないだろうけど、データの空白は確実にマーケットには影響あるん
だろうな。それでも今は株式とかは上昇しているし、コインも下落から回復しつつあるんだよな。判断が難しい状況
だとは思うんだが、それでもリスクを取りたい人が多いってことなのかな。

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