パウエル発言

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つい先ほど、パウエルが定例の記者会見を行った。これは、アメリカ議会が閉鎖されていて、重要指標発表が延期
されているので、かなり注目をされている。ただ、これを受けても、あまりマーケットは反応していない。株式は
ダウとS&Pがやや上昇するもナスダックはやや下落、ドル円もほぼ変わらずに円安水準を維持して151.8円付近だ。
ビットコインも大きな動きはなく、122000ドルから113000ドルあたりで動いている。パウエル議長はアメリカ政府
機関の閉鎖を懸念しているようだった。10月のデータ発表が遅れた場合は、FRBはデータを見逃し始めると言って、
事態はより深刻化することを示唆していた。そして、やっぱり労働市場の下振れを懸念していて、雇用統計が出ない
ことを問題視しているようだった。つまり、FRBの関心事は今はやはり雇用ということのようだ。

パウエル発言は以下の通り。
「労働市場の認識は引き続き弱含み方向」「FEDは数カ月以内にバランスシート縮小を終了の可能性」
「労働市場にはかなり大きな下振れリスクがある」「インフレは依然として上昇傾向にある」
「継続的な関税インフレは確かにリスクである」「利下げに素早く動けば、インフレ抑制果たせず」
「利下げ遅すぎれば不必要な損失の可能性」「労働力の需要と供給は急速に減少」
「失業率の若干の上昇、労働力需要減が供給減より速やかな可能性」

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