アメリカ消費者物価指数 2025年9月

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アメリカの政府機関の閉鎖が続くなか、昨晩久しぶりに重要指標であるCPIが発表された。
9月のCPIは予想を下回って、落ち着いた数値となった。結果的には、FRBの追加利下げの余地が強まった形になる
はずだ。それを受けて、利下げ期待から株式は上昇となった。為替は、一時的に円高に振れたが、最終的には全戻し
となり、円の弱さが出た形だ。仮想通貨は一時的に少し上昇したものの、今のセンチメントを受けてか、その後下落
となった。同じリスク資産なのに、株式と仮想通貨が違う動きをしたのが、少し驚きなんだが、今はリスクオンなの
だろうが、警戒もされているということかな。その警戒部分だけ仮想通貨マーケットが引き受けたのかもしれない。
今回の指標発表については、議会閉鎖で正確性に欠けるとの声もあるが、逆に、この数値は議会閉鎖前の物だから、
正確であるとの声もある。そして、次回のCPIは議会閉鎖の影響を受けて正確ではないとの話もある。いったい、何
を信じたらいいのだろうか。少なくても今は不確実性が高い状態とはいえるのかな。
消費者物価指数の数値は以下の通り。

アメリカ9月CPI 前月比+0.3%、前年比+3.0%。予想は前月比+0.4%、前年比+3.1%
アメリカ9月コアCPI 前月比+0.2%、前年比+3.0%。予想は前月比+0.3%、前年比+3.1%

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