
日曜だし、特に新しいニュースもないから、先週仮想通貨全般が急上昇した理由を考えてみようと思う。
ビットコインは63000ドル近辺から、一気に79000ドル台まで上昇した。その他アルトコインも全体的に上昇し、特に
XRPとハイリキ、Zcashが30%近い上昇を見せている。これは、アメリカがビットコインを売らない国から、買う国
へ進む可能性が出てきたということがあるからだろう。まあ、ハイリキは先日のアメリカがハイリキを導入しようと
いう理由がある。XRPは会合にCEOが出席していたということからの期待感があったからだろう。Zcashの上昇理由
はよくわからないが、今年の仮想通貨をハイリキと一緒に牽引してきていたからだろう。
で、ビットコインや仮想通貨の大きな上昇要因は、まず先日このサイトに書いた通り、アメリカ財務省の発表であり
長期国債買戻上限を20億ドルから倍増させたことにあるだろう。これにより、長期金利が低下し、ビットコインとかゴールドなどが一気に上昇した。ただ、株式はそれほど大きく反応していないし、長期金利の低下も反発している。
ならば、理由はそれだけではないだろう。他の理由は、溜まっていたショートの清算だろうな。ショートスクイーズ
がおきて、一気に上昇したってところだ。さらに、サプライズがあった。ホワイトハウスで開かれた暗号資産業界と
の会合でトランプは、米政府は大量のビットコインを蓄積するのかとの質問に対して、その話は議論されていて提案
があれば耳を傾ける、と発言をしたようだ。そして、トランプは議会に対して、クラリティ法案を前に進めるように
要求した。これまでの戦略的ビットコイン準備金は、基本的に政府が押収したビットコインを売らずに保有するって
というものだった。ただし、大統領令にはすでに、納税者に追加負担をかけない方法なら、ビットコインを追加取得
する戦略を検討できることも盛り込まれている。これが現実化するのかもしれないという期待感で急上昇したのでは
ないか。つまり今のアメリカは、暗号資産のルールを作るだけじゃなく、その先で政府自身がBTCを追加で取得する
可能性までちゃんと残しているということ。これは期待でしかないんだよな。
ただし、気を付けなければならないのは、アメリカ政府のビットコイン追加取得についての、具体的な方法や提案は
出てきていない。そして、政府がビットコインを購入を決定したという話でもない。つまりは、期待感だけで上昇を
しているということ。さらには、クラリティ法案の成立については、年内は厳しそうな雰囲気だ。これは9月の投票で
決まるワケだが、難しいような気がする。さらにさらに、今回の上昇は先物主導で動いていて、現物主導ではない。
短期勢の短期的値動きということも考えられ、今までの上昇相場はETFを含めた現物が買われてきていたワケだし、
上昇が長続きしない可能性もある。
そう考えると、こういった上昇で雰囲気が良くなることは歓迎なんだが、安心できる環境ではないのではないかな。
まあ、噂で買ってって格言から言うと、すでに底は形成されて、買い場だったのかもしれないけど、長期的にはまだ
上昇局面には早いのかもしれないんだよな。