「ロシア、マイニングや暗号資産建て国際取引を合法化:現地報道」と8月1日付ニュースにあった。
ロシア政府がマイニングやデジタル通貨による為替取引を許可する。ロシアに対する為替制裁が全く意味なくなるが、それは仕方ない。
それより、「権限を付与された機関および中央銀行は、ロシアの財政が安定を維持できるようにするため、デジタル通貨による取引の禁止または制限を導入する権利を有する。また、今回の法律により、暗号資産の宣伝や無制限に他者へ提供することも禁止されることになる。」というのが気になる。
どの国も自国のデジタル通貨取引を監視する方向に向かうのは時間の問題。コイン取引が脱税の温床になるから。ただ、ロシアの場合は自国に対してというより、外国に対して自国の利益を誘導するための監視になるだろう。はっきり言えば、デジタル通貨を用いて国をあげて詐欺を働くはずだ。
ロシアは世界中のデジタル通貨取引を重点的に監視するはず。日本人の海外取引所からの取引なども含めて。冷戦下での核開発競争の次は、アメリカとのデジタル通貨覇権争いになるのではないか。
コメント